5月28日、千葉民医連看護活動研究交流集会が開催されました。
看護活動研究交流集会(通称:看活研)は2年に1回開催され、千葉民医連の看護師・保健師・助産師などの職員が2年間で学んだことや、症例・研究を発表する場です。
今回は記念講演に老人看護専門看護師の方に来ていただき、「豊かな最晩年をつくる~最期まで人間らしさの保証~」をテーマに高齢者のケアや認知症の方のケアをお話していただきました。
患者さんを尊重し、その人らしさを大切にすること。
その人の生活背景や価値観を大事にしようと思いました。
また、「大変な患者」ではなく、その方の一つ一つを言語化し、原因を探求し、対応していく姿勢や、自分自身の人間性を磨くことの大切さを学びました。
午後の分科会では、千葉民医連職員からの45演題の発表がありました。
いくつか印象に残った演題をご紹介します!
「その人らしく生きるために~倫理的側面から考える~」
これは訪問看護STの看護師の発表です。家族と患者の思いをひきだし、思いを尊重したケアができた症例でした。
「新卒教育の2年間の取り組み~育成計画の報告~」
これは訪問看護STに新卒で配属された看護師の育成計画の報告発表です。丁寧にOJTシートを作成し、マニュアル化された計画に感動しました。新卒や若手看護師でも安心して訪問看護STで働くことができますね。
「施設における排便コントロールの取り組み~負担のない自然排便を目指して~」
これは介護老人保健施設の看護師と介護士が「ごま油」を使用し取り組んだ研究結果です。下剤や浣腸などは利用者への身体的負担が大きかったり、排泄業務に時間をたくさんとられます。「ごま油」の効果に着目し自然排便に繋げた素晴らしい取り組み。このような利用者の施設生活の中でできるケアを取り入れていきたいですね。
「回復期リハビリテーション病棟でのRSウイルス感染症アウトブレイクの振り返り」
これは病棟の看護師からの発表です。感染の広がりの恐ろしさと感染予防の観点での対応が求められることを改めて認識しました。職員のみならず患者自身の手指衛生も大切。
また、当日は看護学生も参加し一緒に学びました。
実習の予習復習に役立ったかな?
中には前日から講師の動画を見て事前学習してきた学生もいて、職員もビックリ!!!
2か月前まで看護学生だった1年目の先輩看護師と一緒に記念撮影(*^_^*)
半年間かけて準備してきた、看護学術委員・看活研実行委員のみなさんお疲れ様でした。
また2年後の交流集会に向けて、日々の仕事と並行して学び吸収しながら頑張っていきましょう!
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