特別企画・オンライン助産師体験を行いました
「オンライン助産師体験」今年は助産師希望が多いです
当法人では、昨年からオンライン看護体験を行っています。本当は病棟で実際の看護の現場体験ができればいいのですが、昨年に続き、それは難しい状況が続いています。
オンラインで看護の仕事の素晴らしさや、看護師をする上でのやりがい、逆に大変だと思うこと、看護師の1日の仕事の流れなど、看護師を目指す高校生の皆さんから寄せられた質問にできるだけこたえるようにパワーポイントで説明しながら、皆さんと感想や意見を交換する、対話形式の看護体験をしています。
オンライン看護体験は2年目になりましたが、昨年と今年で質問の内容に少し違いが出てきているなと感じています。
それは「助産師になりたい」と助産師を希望する高校生が増えたこと。
助産師と看護師で迷っている…という意見も含めると、昨年より明らかに多いと感じます。
皆さんの疑問や質問に極力応えるのをモットーにしているオンライン体験ですので、今年は看護だけでなく「助産師の仕事」も取り入れてみようと思い、助産師を講師に「オンライン助産師体験」を行いました。
なぜ助産師になりたいと思ったの??
6月15日、千葉県民の日で県立高校はお休みとなっているので、その日に「オンライン助産師体験」を開催しました。
高校1年生から3年生まで8名の高校生が参加してくれました。
まずは自己紹介、高校生に「なぜ助産師を目指しているのか」そのきっかけ、エピソードを話してもらいました。
「中学の時、命の授業があり、赤ちゃん誕生に感動した」 「新しい命が生まれる医療現場で働いていきたい」 「赤ちゃんや子どもがとにかく好き、保母さんと助産師どちらになるかで迷っている」
「小さい兄弟がいて子育てを手伝っている。毎日成長する兄弟をお世話しながら、将来の仕事は助産師にしようと決めた」などいろいろなきっかけを高校生は話してくれました。
講師は船橋二和病院の助産師です
そう、病院の中で産婦人科は唯一、毎日新しい命が誕生している病棟です。
講師のY助産師がパワーポイントで「助産師の仕事」を説明していきます。
船橋二和病院の産婦人科は、助産師が外来と病棟、両方で勤務をするので、外来で接してきた妊婦さんのお産に立ち会うことができます。
助産師はこれまでの経過を知っている妊婦さんですので把握がしやすいですし、妊婦さんから見ると外来で顔見知りになっている助産師がお産の場にいてくれることは、安心感につながるのではないでしょうか。
Y助産師が説明しました。
助産師のやりがいとは?
助産師の仕事では、赤ちゃん・お母さん両方を見ていくことが重要です。
妊娠中も、いざ分娩が始まってからもお母さんの身体の変化・赤ちゃんの様子両方に気を配り、不安や痛みに耐えるお母さんに寄り添いながら介助しています。
お産はお母さん・赤ちゃん二人の命がかかっている、そして二つと同じお産はない、毎回新しい気持ちで気を引き締めながら分娩についている。
それだけ助産師は責任の重い仕事であるけれど、赤ちゃんを受け止める瞬間がやってきたときは「本当に感動します」とY助産師は語ってくれました。
それから、妊娠中の「マタニティ―クラス」や「バースプラン」の内容なども話してくれました。
そしてコロナが妊娠・出産を経験するお母さん・ご家族にどんな影響を与えているのか、その中で助産師のサポートが以前にもまして重要になってきている現状も話してもらいました。
参加してくれた高校生の感想です☆彡
・お母さんに一番近い存在であるからこそ、意見を尊重してできる限りサポートしていくことが大切だと思った。
・助産師はお母さんとの関わりが多い職業だと思っていたが、NICUなど新生児とのかかわりが多い職場もあると知って驚いた。
・周りに助産師の人がいなかったので、助産師から話を聞くことができてよかった。改めて自分の将来を考えようと思った。
1時間ちょっとのオンライン助産師体験でしたが、参加してくれた高校生には「貴重な体験でした」と言ってもらえてよかったです。
看護師や助産師、保健師になりたいと思っている方、看護師の仕事の実際を知りたいという方、なりたいけれど自分が向いているか自信がないという方、ぜひ、オンライン看護体験にご参加くださいね。
お待ちしています。
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