８月はオンライン医系学生サマーフェスを開催しました！

「千葉民医連　医系学生フェス」は、看護学生のみでなく、医学生、薬学生、リハ学生など千葉民医連の多職種の奨学生が参加するイベントです。
毎年、春と秋の２回開催していましたが、秋は実習や学園祭などもあり、学生の参加が少ないのが担当者の悩みでした。
今年は学生の夏休みに開催しようと、８月１７日（月）にしてみました。また、昨今の新型コロナ感染状況を考え、初めてオンライン開催を試みることにしました。

はじめに、「船橋二和病院のICT活動について」というテーマで学習会を行いました。
感染症や微生物、抗菌薬と耐性菌、感染対策、新型コロナウィルスに至るまで、講師の下山医師に学生にもわかりやすいようにパワーポイントを使ってお話していただきました。
　続いて、「学生発表」。A大学医学部の戸田さんから、日本の高等教育の学費が他の国と比べて高額で、補助がダントツに少ないことや、高等教育無償化プロジェクトFREEで活動する理由、その中での思いが語られました。

講義と発表のあとは、医・薬・看・リハの学生混合のグループになり、グループワークを行いました。学生さんにチューターをお願いし、それぞれのグループに入った職員は書記係＆見守りを担当。
学生からは「自分も進学の時に学費は調べて指定校をめざした。経済格差が学力の格差になっていると思う」、「授業がすべてオンラインなのが心配ではある。オンラインでしか授業がないのに試験というのは結構つらいと思っている。Bくんの学校が６月から授業・登校しているのを聞いて学校間でも授業内容の差が出ていると思う」等、活発な意見交換がされました。

準備を進めていた医系学生サマーフェスでしたが、新型コロナウィルス感染症対策の影響で夏休みの時期がずれてしまい、残念ながら看護学生は３０名中１０名の参加でした（残り２０名はこの週の土曜日にリモート伝達講義を行いました）。
　しかし、医学生は秋田や旭川など全国をつないで過去最高７名の参加、薬学生６名、リハ学生１名の合計２４名が参加しました。
　例年でしたら学習会の後にチーム対抗クイズ大会（景品付き）などの交流会があるところ、今はなかなか対面での企画ができないもどかしさもありますが、創意工夫をしながら学生とともに学んでいきたいと思います。