11月の奨学生ミーティング&国家試験対策講座は
あなたは誰とどのように過ごしたいですか?~患者の思いを支える外来看護~
11月の奨学生ミーティングは千葉民医連のそれぞれの事業所での看護活動をまとめた冊子「輝く看護のたからもの パートⅥ」から、まくはり診療所での症例について学習しました。
講師にまくはり診療所の先崎看護主任を招いて、まくはり診療所、船橋二和病院看護学生サポートルーム、学生各々の自宅でオンラインミーティングを行いました。
巨大胃潰瘍が進行し入院治療対象だが、認知症のためかすぐ退院したくなり治療ができないEさん。救急外来のベッドで対処療法をメインに、本人の主訴である「痛み」を取るための治療をした看護実践です。
痛みを取ったことで、最期の時間を穏やかに過ごすことができた症例でした。
講義のあとはいつものように4グループに分かれてディスカッションをしました。
学生からの感想の一部を紹介します。
「『痛みはその人の性格や人権さえも奪ってしまう』という話を聞いて、痛みを緩和する治療や看護がいかに患者にとって大切かを知りました。私が看護師になったら、患者さんが最後までその人らしくいられるように治療やケアの方法を模索したり、患者さんの希望を可能な限り叶えていきたいと思いました。」
「患者さんと家族の希望に寄り添うことの大切さや、患者さんの気持ちになってかかわることで患者さんの気持ちの変化が見られること、それを通して患者さんの意思の変化もあり、家族がまた以前のように集まれる機会を医療と同時に提供できたことなど、さまざまなことを感じました」
(写真は参加学生です)
看護師国家試験対策講座「母性看護」
看護奨学生の卒年生対象「看護師国家試験対策講座」8回シリーズ!今回は6回目で「母性看護」。
講師を務めた戸村先生は、以前、船橋二和病院で助産師として勤務していた経験があります。今は大学等で講師をされています。
母性分野は暗記項目や数週の計算など分かりにくいものも多いのですが、戸村先生は小物やグッズ、ホワイトボードなどを使い、わかりやすく講義してくれました。
参加した学生からは
「妊娠週数に応じた母体の変化や胎児の大きさがとても分かりやすく、印象に残りました。ありがとうございました。」
「マイナートラブルのことやホルモンの変化など、改めて詳しく知ることができ、とても勉強になりました。」
等の感想がありました。
学生のみなさん、空気がかなり乾燥してきました。
しっかり加湿をして、体調にお気をつけてくださいね。
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