1月20日、千葉民医連看護奨学生ミーティングの学習会は「看護学生のための緩和ケア入門」と題し、船橋二和病院の緩和ケア認定看護師に来ていただきました。
みなさんは「緩和ケア」という言葉にどんなイメージを持っていますか?
多く方が抱いているイメージは、医療者・患者さんとともに「死」を強く感じる「終末期医療」。
では、「緩和ケアとは」。WHO(世界保健機関)の定義を簡単にまとめると・・・
対象:がんや難病などの命の危機にある疾患をもつ患者とその家族
時期:疾患の早期=診断された時から
目的:苦痛からの解放によるクオリティー・オブ・ライフ(QOL=生活の質、生命の質)の改善
緩和ケアは、
①緩和ケ病棟(緩和ケアを専門的に提供する病棟)
②一般病棟の緩和ケアチーム
③自宅(在宅療養)
で受けることができ、それぞれのメリットがあります。
患者さんの苦痛は、
①身体的苦痛
②精神的苦痛
③社会的苦痛
④スピリチュアル的な苦痛
があり、それぞれの苦痛に対する治療方法や様々なスタッフが関わることを学びました。
船橋二和病院での緩和ケアは、緩和ケアチームとして『チーム和らぎ』があります。
がんと診断された方、心不全、腎不全、呼吸不全、難病によって長く療養されている方を対象として、
病気によって体や心、経済的な苦しみを抱えている患者様に、その苦しみを和らげ、病気をもっていても自分らしく生きられるようお手伝いします。
小学生の子どもをもつがん患者さんの事例をもとに「みなさんならこの患者さんにどんな看護をしますか?」という題でグループワークを行い、発表しました。
『緩和ケア』は死の医療ではありません。
病気とうまく付き合いながら、自分らしく生きるための医療です。
患者さんが正しい知識を持ち、上手に利用できる支援をしていこうと思いました。
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